※初等科のテキストに掲載されているものと、少しサイズが小さめのラッパ水仙の作り方です。

ラッパ水仙は大きさや花びらの色でさまざまな種類がありますので、写真や実際の花をじっくりと観察して特徴をとらえてみましょう。今回の作例では、黄色とオレンジの液のラッパ水仙を作ってみます。


材料


ワイヤー30番・24番
Dip液ファーストイエロー(No.21)、オレンジ(No.10)、グリーン(No.15)スノーホワイト(No.1)、アンバー(No.9)など
※作例ではファーストイエロー&オレンジを使用しています
テープライトグリーン
その他イバラベップ中(黄)、ゲージパイプ(直径3cm、2.5cm、2cm、1.5cm、1cm)、ペンチ、ハサミ、スタイルフォーム

  • <a href="https://dipart.jp/dipart/safety.html">ディップ液使用時の安全衛生について</a>

作成手順

ワイヤーを巻く


3cmゲージで巻きます

花びら6枚分


3.5cmゲージパイプにワイヤーを巻き、花びらの元となる丸い輪を作ります。
花を何輪も作る場合は一度にたくさんワイヤーを巻いておいた方が効率がよいです。
これは外側の花びらの部分で花一輪につき6枚必要です。


5回巻きにします

ゲージの切れ込みに通します

根本を結ぶように

ゲージから外すとこんな感じ


中心のラッパ状の部分のワイヤーを巻きます。3cmゲージに5回巻きつけゲージの切れ込みの部分にワイヤーを通し、結んで縛るように巻きます。


外側の花びらの形を作る


先をペンチでつまみます

花びらの形に

爪でフリルをつけます

不規則な形が自然

ゲージで形を整えます


まず外側の花びら6枚の形を作ります。
ワイヤーを数本まとめ、花びらの先をペンチで細くつまみ、尖らせた後に中央部を開き花びらの形を作ります。爪で押してフリルをつけます。最後に2cmのゲージを1cmのゲージを使い花びらの形を整えます。


内側の花びらの形を作る


巻いた根本をペンチでギュッ

指で波状の形を付けます

5枚の花びらを開きます

ゲージで形を整えラッパ状に

最終形はこんな感じ


次に中央のラッパの部分の花びらの形を作ります。
5回巻きにしたものをペンチで花びらの形にし、先の方を指で波状の形をつけます。
5枚の花びらを開き、2cmのゲージで包みこむように形を整えラッパ状の花びらを作ります。


Dip液に浸ける


作ったワイヤーを、1つ1つDip液に浸して膜を作り、スタイルフォームに刺して乾かします。


中央のラッパ部分はオレンジで

外側の花びらは黄色で

液からすくい上げると膜が張ります

スタイルフォームに刺してしばらく乾かします


花を組む


続いて、イバラベップ中(黄)とテープを使って雄しべと雌しべを作ります。


ペップがオシベ

テープでメシベを作る

メシベ中心にオシベを組む

テープを巻いて固定


ワイヤーの先にテープを太めに巻きオシベを作ります。それを中心に黄色のペップのメシベを組んで緑のテープで巻いて固定します。


ラッパ部分の中心に刺す

根本をテープで巻き固定


ラッパ状の花びらの中心に、オシベ&メシベのパーツを突き刺します。根本をテープで巻いて固定してください。


葉とガクの準備


葉の形を作ります

長い葉は小さな缶だと液に浸けにくい

大きな缶があると大きな缶が液を浸けやすいです

ガクを作ります


水仙の葉は細長いので、ディプ液は大きな缶を用意した方が液が浸けやすいでしょう。
ワイヤーを細長く葉の形にして液を付けます。
続いて額の部分、丸いワイヤーを少しいびつな形にしてアンバーの液に付けます。


花を組む


花びらを1枚ずつテープ組む

外側の花びらを組む

額を付ける

葉を茎に巻きつける様に固定


ラッパ状の中心部に外側の花びらを一枚一枚テープで巻きながら固定していきます。
6枚組めたら、根本のところに額のパーツを茎に巻きつけるように組みます。
そして茎の下の方に、バランスよく葉を茎に巻きつけるようにテープで固定して完成です。


完成!


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