「鳳凰吉祥」
輝やいて咲いては散りゆく
美しい花・花・花
人の生命の尊さ儚なさを
想わせる花・花・花
花を愛するが故にその花の
最も美しい時に
キャンバスに描きカメラを向ける
そんな想いで私達は
花々を液状樹脂で再現して
その美を永らえたいと
創作を重ねます
生命ある花々を
創作の花々で
讃え続ける歳月なのです
2013年の「鳳凰吉祥」は私の祈りの結晶となりました。
蓮華は浄土である蓮華蔵世界(天国・極楽・実相世界)を表現できればとの思いで金線での白蓮華を創作しました。
全ての仏像は立像も座像も彫刻も絵画も、皆蓮華を台座としておわしますと伺いました。浄土 すなわち蓮華蔵世界の金色に光る白蓮華を玉座および台座とする如来様菩薩様方の「全ての人々の心に無限の知恵(調和・平和・秩序・光そして美)を愛と生命が満ちあふれますように」との誓願が鳳凰となって浄土から飛翔し金の粉をふりそそぐように「吉祥」をはなびらと共に雨ふらし給わりて心ずやいつの日か全ての人が悦びに光り輝く日が訪れますようにとの祈りを込め創作の日々を重ねました。